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SSL/HTTPSとは? — Webサイトのセキュリティ基本ガイド

最終更新: 2026-03-28

SSL/HTTPSとは? — Webサイトのセキュリティ基本ガイド

> このページのURL: https://lite-word.com/manual/ssl-https/

> こんな質問に答えます:
> - サイトに「保護されていない通信」と出るのを直したい
> - SSLって何?必要なの?
> - httpをhttpsに変えたいけどやり方がわからない
> - サイトに鍵マークが表示されないのはなぜ?

SSL/HTTPSとは

SSL(Secure Sockets Layer)は、Webサイトとユーザーの間の通信を暗号化する技術。HTTPSは、このSSLを使って安全にした通信方式のこと。URLが https:// で始まり、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されていれば、そのサイトはSSLで保護されている。

ひと言でいうと: ユーザーがサイト上で入力した情報(パスワード、名前、メールアドレスなど)を、第三者に盗み見られないようにする仕組み。

HTTPとHTTPSの違い

HTTP HTTPS
通信 暗号化されていない(平文) SSL/TLSで暗号化されている
URL http://example.com https://example.com
アドレスバー 「保護されていない通信」と表示される 鍵マークが表示される
データの安全性 第三者に盗み見られるリスクあり 暗号化されているため安全
Google検索の評価 不利になる 有利になる(ランキング要因)
費用 なし 無料〜有料(証明書による)

現在のWeb標準では、すべてのサイトがHTTPSであるべき。 HTTPのままだとブラウザが警告を表示するため、ユーザーが不安を感じて離脱する原因になる。

なぜHTTPSが必要なのか

1. ユーザー情報の保護

お問い合わせフォーム、ログイン画面、決済ページなどでユーザーが入力する情報は、HTTPSでなければ暗号化されずにインターネット上を流れる。カフェのWi-Fiなど公共ネットワークでは、第三者に情報を傍受されるリスクがある。

2. Googleの検索順位への影響

Googleは2014年からHTTPSをランキングシグナル(検索順位を決める要素)として使用すると公式に発表している。HTTPSにしていないだけで、検索順位が不利になる可能性がある。

3. ブラウザの「保護されていない通信」警告

Chrome、Safari、Firefoxなどの主要ブラウザは、HTTPのサイトにアクセスすると「保護されていない通信」や「安全ではありません」という警告を表示する。これを見たユーザーの多くはサイトを離脱してしまう。

4. ユーザーからの信頼感

鍵マークが表示されているサイトと表示されていないサイトでは、ユーザーの安心感がまったく違う。特にビジネスサイトや店舗サイトでは、信頼性が売上に直結する

SSL証明書の種類

SSL証明書には3つの認証レベルがある。

種類 正式名称 認証内容 費用 向いているサイト
DV ドメイン認証 ドメインの所有者であることを確認 無料〜年数千円 個人サイト・ブログ・中小企業サイト
OV 組織認証 ドメイン所有者+組織の実在を確認 年数万円 企業の公式サイト
EV 拡張認証 厳格な組織審査を実施 年10万円以上 銀行・EC大手・官公庁

初心者・中小企業はDVで十分。 暗号化の強度自体はDVもEVも同じ。違いは「誰が運営しているか」の認証レベルだけ。

無料SSL(Let's Encrypt)と有料SSLの違い

無料SSL(Let's Encrypt) 有料SSL
暗号化の強度 有料と同じ 無料と同じ
認証レベル DV(ドメイン認証)のみ DV / OV / EV を選べる
有効期間 90日(自動更新) 1年〜2年
サポート なし(コミュニティのみ) 発行元のサポートあり
損害賠償保証 なし 証明書によっては保証あり
おすすめ 個人・中小企業のほとんどのサイト 厳格な組織認証が必要な場合

結論: ほとんどのWordPressサイトは無料SSL(Let's Encrypt)で問題ない。レンタルサーバーの管理画面からワンクリックで設定できることが多い。

レンタルサーバーでのSSL設定(一般的な手順)

多くのレンタルサーバーでは、管理画面から簡単にSSLを設定できる。

基本的な流れ

  1. サーバーの管理画面にログインする
  2. SSL設定(または「セキュリティ」)メニューを開く
  3. SSL化したいドメインを選択する
  4. 無料SSL(Let's Encrypt)を有効にする
  5. 反映まで数分〜数時間待つ
  6. https://自分のドメイン でアクセスできるか確認する

主要レンタルサーバーでの設定場所

サーバー SSL設定の場所
エックスサーバー サーバーパネル → SSL設定
ConoHa WING サイト管理 → サイトセキュリティ → 無料独自SSL
ロリポップ サーバーの管理・設定 → セキュリティ → 独自SSL証明書導入
さくらインターネット ドメイン/SSL → SSL証明書 → 登録
mixhost cPanel → セキュリティ → SSL/TLS Status

注意: サーバーによっては反映に最大1時間程度かかる場合がある。設定直後にエラーが出ても、少し時間を置いてから再度確認すること。

HTTPS化後にやること

SSLを設定しただけでは完了ではない。以下の対応が必要。

1. HTTPからHTTPSへのリダイレクト設定

http:// でアクセスされた場合に、自動的に https:// に転送されるように設定する。

WordPressでの設定方法:

  • 管理画面 → 設定 → 一般 で「WordPress アドレス」「サイトアドレス」の両方を https:// に変更する
  • サーバー側で301リダイレクトを設定する(多くのサーバーでは自動で設定される)

2. 混合コンテンツ(Mixed Content)の確認

HTTPS化したのに、ページ内の画像・CSS・JavaScriptがHTTPのまま読み込まれていると「混合コンテンツ」となり、鍵マークが正しく表示されない。

確認方法:

  • ブラウザでサイトを開き、F12キー → コンソールを確認する
  • 「Mixed Content」という警告が出ていたら、該当するURLをHTTPSに修正する

よくある原因:

  • 画像のURLが http:// のまま → メディアライブラリで再設定
  • テーマやプラグイン内のURL → プラグイン「Really Simple SSL」で一括対応可能
  • 外部サービスの埋め込みコード → 埋め込み元のURLをHTTPSに変更

3. Googleサーチコンソール・アナリティクスのURL更新

サーチコンソールで https:// のプロパティを追加し、アナリティクスのプロパティ設定でもURLを https:// に変更する。

よくある質問

無料SSLで大丈夫?有料じゃないと危険?

無料SSLで大丈夫。 Let's Encryptは世界中の数億サイトで使われている信頼性の高い認証局。暗号化の強度は有料SSLと同じ。個人サイト・中小企業サイト・ブログであれば、無料SSLで全く問題ない。

SSLを入れたのに鍵マークが出ない

混合コンテンツ(Mixed Content)が原因。 ページ内に http:// で読み込まれている画像やスクリプトがあると、ブラウザが「完全には安全ではない」と判断して鍵マークを表示しない。ブラウザのコンソール(F12キー)で「Mixed Content」の警告を確認し、該当URLをHTTPSに修正すれば解決する。

SSL証明書の更新は必要?

ほとんどの場合、自動更新されるので手動対応は不要。 レンタルサーバーの無料SSL(Let's Encrypt)は、サーバー側が自動で更新してくれる。有料SSLの場合は有効期限前に更新手続きが必要な場合がある。

HTTPSにしたらサイトが表示されなくなった

サーバー側のSSL設定が反映されるまでに時間がかかっている可能性がある。30分〜1時間ほど待ってから再度アクセスしてみること。それでも表示されない場合は、サーバーのSSL設定が正しいか確認する。

WordPressの管理画面にログインできなくなった

「WordPress アドレス」を https:// に変更したが、SSL設定が完了していない場合に発生する。サーバーの管理画面からSSLが有効になっているか確認し、問題がある場合は wp-config.php でURLを元に戻す。

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最終更新: 2026-03-17