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特定商取引法に基づく表記 — ネットショップ・サービス販売に必要な表示

最終更新: 2026-03-28

特定商取引法に基づく表記 — ネットショップ・サービス販売に必要な表示

> このページのURL: https://lite-word.com/manual/tokushoho/

> こんな質問に答えます:
> - 特定商取引法の表記って必要なの?
> - ネットショップに何を書けばいいかわからない
> - 特商法のテンプレートがほしい
> - 個人事業主でも住所を載せないといけないの?

ECサイトやオンラインサービスを運営するなら、「特定商取引法に基づく表記」は必須です。このページでは、「特商法って何?」「何を書けばいいの?」という方向けに、記載項目とテンプレートを分かりやすく解説します。


特定商取引法(特商法)とは

特定商取引法は、消費者を悪質な商取引から守るための法律です。ネット通販やサービス販売など、消費者と事業者の間で起こりやすいトラブルを防止するために、事業者に対して一定の情報開示を義務付けています。

ポイントをまとめると:

  • 対象: ネット通販、訪問販売、電話勧誘販売、特定継続的役務提供など
  • 目的: 消費者が十分な情報を得た上で購入判断できるようにする
  • 義務: 事業者の名称・住所・返品条件などを明示すること

インターネットで商品やサービスを販売する場合、個人・法人を問わず表記が必要です。


表記が必要なケース

以下の取引類型に該当する場合、特定商取引法に基づく表記が必要です。

取引類型 概要 具体例
通信販売 ネット・カタログ等で申込を受ける販売 ECサイト、ネットショップ、ダウンロード販売
特定継続的役務提供 長期・継続的なサービスの提供 オンラインスクール、月額制サービス、コンサルティング
訪問販売 営業所以外の場所での販売 出張サービス、展示会販売
電話勧誘販売 電話で勧誘して申込を受ける販売 テレアポ営業からの販売
連鎖販売取引 いわゆるMLM・ネットワークビジネス 紹介報酬型の販売
業務提供誘引販売 仕事を提供する条件で商品を購入させる 「この教材を買えば仕事を紹介します」等

最も多いケース: 中小企業オーナーの方は、通信販売(ECサイト・オンラインサービス販売)に該当することがほとんどです。


記載必須項目

通信販売の場合、以下の項目を表記する必要があります。

項目 記載内容 補足
事業者の名称 法人名(株式会社〇〇)or 個人名 屋号だけでは不可。正式名称が必要
代表者名(責任者名) 代表取締役 or 運営責任者のフルネーム 法人の場合は代表者名、個人は本人の氏名
所在地 事業所の住所 省略不可。番地まで正確に記載
電話番号 連絡可能な電話番号 確実につながる番号を記載
メールアドレス 連絡用メールアドレス お問い合わせフォームのURLでも可
商品等の価格 販売価格(税込表示) 2021年4月から総額表示が義務化
送料 送料の金額 or 送料無料の旨 地域別に異なる場合はその旨を記載
支払方法 クレジットカード、銀行振込、代金引換 等 利用可能なすべての方法を記載
支払時期 注文時、商品到着後〇日以内 等 支払方法ごとに明記
商品の引渡し時期 注文から〇営業日以内に発送 等 デジタル商品なら「決済完了後即時」等
返品・キャンセルポリシー 返品の可否、条件、期限、送料負担 返品不可の場合もその旨を明記
追加料金 手数料、梱包料、設置費用 等 価格以外にかかる費用があれば記載

テンプレート例

以下は一般的な雛形です。自社の実態に合わせて修正してください。

物販(ECサイト)用テンプレート

【特定商取引法に基づく表記】

■ 事業者名
株式会社〇〇(または 氏名:山田太郎)

■ 代表者
代表取締役 山田太郎

■ 所在地
〒000-0000 東京都〇〇区〇〇町1-2-3 〇〇ビル5F

■ 電話番号
03-0000-0000(受付時間:平日10:00〜17:00)

■ メールアドレス
info@example.com

■ 販売価格
各商品ページに記載(税込価格)

■ 商品代金以外の必要料金
送料:全国一律700円(税込)※5,000円以上のご注文で送料無料
振込手数料:お客様負担
代引き手数料:330円(税込)

■ 支払方法
クレジットカード(VISA / Mastercard / JCB / AMEX)
銀行振込(前払い)
代金引換

■ 支払時期
クレジットカード:ご注文時
銀行振込:ご注文後7日以内
代金引換:商品お届け時

■ 商品の引渡し時期
ご注文確認後、3〜5営業日以内に発送
※銀行振込の場合は入金確認後の発送

■ 返品・交換について
商品到着後7日以内にご連絡ください。
・お客様都合の返品:返送料はお客様負担
・不良品・誤配送:送料当社負担で交換対応
・開封済み・使用済みの商品は返品不可

■ 返品連絡先
メール:info@example.com
電話:03-0000-0000

サービス販売(オンラインサービス・デジタル商品)用テンプレート

【特定商取引法に基づく表記】

■ 事業者名
株式会社〇〇(または 氏名:山田太郎)

■ 代表者
代表取締役 山田太郎

■ 所在地
〒000-0000 東京都〇〇区〇〇町1-2-3 〇〇ビル5F

■ 電話番号
03-0000-0000(受付時間:平日10:00〜17:00)

■ メールアドレス
info@example.com

■ 販売価格
各サービスページに記載(税込価格)

■ 商品代金以外の必要料金
なし

■ 支払方法
クレジットカード(VISA / Mastercard / JCB / AMEX)
銀行振込(前払い)

■ 支払時期
クレジットカード:お申込み時に決済
銀行振込:お申込み後7日以内にお振込み
月額プラン:毎月〇日に自動決済

■ サービスの提供時期
お支払い確認後、即時ご利用いただけます。
※銀行振込の場合は入金確認後にアカウント発行

■ キャンセル・解約について
・ご購入後のキャンセル・返金は原則として承っておりません
・月額プランの解約:次回決済日の3日前までにご連絡ください
・解約後も決済済み期間中はサービスをご利用いただけます

■ 動作環境
Google Chrome、Safari、Firefox、Microsoft Edge の最新版
(Internet Explorerは非対応)

■ お問い合わせ先
メール:info@example.com
電話:03-0000-0000

個人事業主の場合の注意点

個人事業主の方が特に気をつけるべきポイントがあります。

自宅住所の公開について

特商法では事業所の住所を記載する義務があります。自宅で事業を行っている場合、原則として自宅住所の記載が必要です。

住所を公開したくない場合の対処法:

方法 メリット デメリット
バーチャルオフィスを利用 自宅住所を非公開にできる 月額費用がかかる(月数千円〜)
コワーキングスペースの住所利用 作業場所も兼ねられる 住所利用プランの有無を確認が必要
レンタルオフィスを契約 信頼性が高い 費用が比較的高い

「請求があれば遅滞なく開示」ルール

消費者庁のガイドラインでは、一定の条件のもと、住所や電話番号について「請求があれば遅滞なく開示する」旨の記載に代えることが認められる場合があります。ただし、これは限定的なケースです。詳しくは消費者庁のガイドラインを確認するか、専門家に相談してください。

屋号だけの記載はNG

「〇〇ショップ」「〇〇デザイン事務所」などの屋号だけでは不十分です。個人事業主の場合は本名(氏名)の記載が必要です。


設置場所

特定商取引法に基づく表記は、Webサイトのフッター(ページ下部)にリンクを設置するのが一般的です。

よくある設置パターン:

  • フッターに「特定商取引法に基づく表記」のリンクを配置
  • 固定ページとして作成し、フッターメニューに追加
  • 購入ページ・申込ページからもリンクを設置

LiteWordでの設置方法:

  1. 「固定ページ」で「特定商取引法に基づく表記」ページを新規作成
  2. テンプレートの内容を記載して公開
  3. 「外観 > メニュー」でフッターメニューに追加

ユーザーが購入前に必ず確認できる場所に設置することが重要です。


違反した場合のリスク

特商法に違反すると、以下のペナルティを受ける可能性があります。

リスク 内容
行政指導 消費者庁や都道府県から改善指導を受ける
業務改善指示 表記の修正や業務体制の改善を指示される
業務停止命令 最大2年間の業務停止を命じられる
業務禁止命令 代表者個人に対して業務を禁止される
罰則 違反内容によっては懲役・罰金の対象(最大3年以下の懲役または300万円以下の罰金)
信頼の失墜 処分が公表され、事業の信頼性が大きく損なわれる

「知らなかった」では済まされないため、ECサイトやサービス販売を始める前に必ず整備しましょう。


よくある質問

Q. 無料サービスだけの場合も表記は必要?

A. 完全に無料で、今後も有料化の予定がない場合は、特商法の対象外です。ただし、有料プランへの誘導がある場合やフリーミアムモデルの場合は、表記しておくことをおすすめします。

Q. BASEやShopifyなどのプラットフォームを使っていれば不要?

A. いいえ、プラットフォームを利用していても表記は必要です。プラットフォーム側で入力欄が用意されている場合は、そこに正確に記載してください。

Q. 海外向けに販売する場合はどうなる?

A. 日本国内に拠点がある事業者が販売する場合、特商法は適用されます。海外の消費者に向けた販売でも、日本の法律に基づく表記は必要です。加えて、販売先の国の法律(例: EUのGDPR)にも対応が必要な場合があります。

Q. 表記の内容を変更したら届出が必要?

A. 特商法の表記自体に届出義務はありません。内容に変更があった場合は、速やかにWebサイト上の表記を更新すればOKです。

Q. 副業でハンドメイド作品を売る場合も必要?

A. はい、個人であっても反復継続して販売する場合は対象です。フリマアプリでの不用品売却は対象外ですが、自作の商品を継続的に販売するなら特商法の表記が必要です。

Q. 特商法の表記とプライバシーポリシーは別物?

A. はい、別物です。特商法の表記は「販売条件の開示」、プライバシーポリシーは「個人情報の取り扱い方針」です。ECサイトでは両方を設置するのが一般的です。プライバシーポリシーについてはプライバシーポリシーの書き方をご覧ください。


免責事項

本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言ではありません。特定商取引法の適用や記載内容の判断については、弁護士・行政書士などの専門家、または消費者庁のガイドラインをご確認ください。


最終更新: 2026-03-17