【WordPress】CTAとは？売上を3倍にする”案内標識”の作り方【徹底解説】
「良いコンテンツを作っているのに、なぜか問い合わせや売上に繋がらない…」
あなたのサイトで、そんな風に悩んでいませんか？
素晴らしい記事を書き、多くのアクセスを集めることに成功しても、訪問者が次の行動を起こしてくれなければ、それはザルで水をすくうようなものです。お客様がサイトに興味を持ってくれたとしても、その後の「おもてなし」、つまり**次に何をすればいいのかという”案内”**がなければ、訪問者は静かにページを閉じてしまいます。
実は、ほとんどのウェブサイトが、この最も重要な「おもてなし」に失敗し、訪問者をサイト内で**「迷子」**にさせてしまっています。
あなたが新しい街のレストランに入ったと想像してみてください。美味しそうなメニューを見つけたのに、店員さんは誰も声をかけてくれず、どこで注文すればいいのか、どこにレジがあるのかも分からない…。 そんな状況では、せっかくの食事の機会を諦めて店を出てしまいますよね。
ウェブサイトも全く同じです。訪問者が行動を起こさないのは、あなたの商品やサービスに魅力がないからではありません。多くの場合、
「次に何をすればいいか分からない」、ただそれだけなのです。
この記事では、あなたのサイトの訪問者を迷わせず、あなたが望むゴール（商品の購入、問い合わせ、資料請求など）までスムーズに導くための超重要な「案内標識」— **CTA（コール・トゥ・アクション）**について、その本質から具体的な作成方法まで徹底的に解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたのサイトの成約率を2倍、3倍へと引き上げるための、具体的で強力な武器を手に入れることができるでしょう。
なぜCTA（案内標識）が死ぬほど重要なのか？
そもそも、なぜCTAがそこまで重要なのでしょうか。その答えは、多くのサイトが陥ってしまっている**「デッドエンド（行き止まり）ページ」の恐怖**にあります。
あなたのページは「行き止まり」になっていませんか？
一生懸命書いたブログ記事、渾身のサービス紹介ページ。しかし、そのページを最後まで読み終えたとき、その先には何が用意されているでしょうか？
もし、ページの最後が「いかがでしたでしょうか？」といった言葉だけで終わっていたら、それはまさしく**「行き止まり」**です。
訪問者はせっかくあなたの文章を読んで興味を持ってくれたのに、その熱量をどこにもぶつけることができません。「もっと知りたい！」「相談してみたい！」と感じたその瞬間に、進むべき道が示されていなければ、その熱は急速に冷めていきます。 そして、訪問者は何も行動を起こさないまま、あなたのサイトを去ってしまうのです。
この「ボタン一つ」「リンク一つ」があるかないかで、未来の売上がゼロになるか、着実に積み上がっていくかが決まる、と言っても過言ではありません。
【悪い例】と【良い例】で見るCTAの効果
ここで、具体的な例を見てみましょう。
【悪い例】
- ブログ記事の最後が「最後までお読みいただきありがとうございました。」で終わっている。
- サービスの価格表の下に、次のアクションへのリンクが何もない。
- ただ「お問い合わせ」という文字がヘッダーやフッターに小さくあるだけ。
これでは、訪問者は「で、どうすればいいの？」と途方に暮れてしまいます。
【良い例】
- ブログ記事の最後に、記事内容と関連する**「【無料】関連資料のダウンロードはこちら」**というボタンが設置されている。
- サービス紹介ページの最後に**「まずは30分無料相談に申し込む」**という明確なボタンがある。
- 導入事例記事を読んだ後に**「あなたのケースでの活用事例集を見てみる」**というリンクがある。
このように、訪問者が次に取るべき行動を明確に、そして魅力的に示してあげること。それがCTAの役割であり、ビジネスの成果を左右する極めて重要な要素なのです。
成果を出す「案内標識(CTA)」3つの大原則
では、具体的にどのようなCTAを作れば、訪問者は行動してくれるのでしょうか。ここでは、コンバージョン率を劇的に高めるために必ず押さえておきたい**「3つの大原則」**をご紹介します。
原則①：目的は、1ページに1つだけ
成果の出ないページにありがちなのが、「あれもこれも」と訪問者に多くの選択肢を与えすぎているケースです。
例えば、1つのページに「メルマガに登録する」「資料を請求する」「問い合わせる」「SNSをフォローする」「この商品を買う」といったボタンが乱立していたらどうでしょう？
人は選択肢が多すぎると、どれを選べばいいか分からなくなり、結局**「何も選ばない」**という決断を下してしまいます。 これは「決定麻痺」と呼ばれる心理現象です。
大切なのは、そのページを読んだ訪問者に取ってほしい最も重要な行動を、たった一つに絞り込むこと。
- ブログ記事の場合： 記事内容に興味を持った人への次のステップとして、「関連記事を読む」「関連する無料ガイドをダウンロードする」「メルマガに登録して最新情報を受け取る」など、最も自然でハードルの低いゴールを一つだけ設定します。
- サービス紹介ページの場合： ここでのゴールは明確です。「問い合わせ」「無料相談の申し込み」「購入」など、ビジネスに直結する行動を一つだけ、力強く提示します。
「このページの目的は何か？」を自問し、CTAを一つに絞り込む勇気を持ちましょう。
原則②：具体的に、動詞で語りかける
あなたのCTAは、訪問者に「これをクリックしたら、何が起こるのか？」を明確に伝えていますか？
【NG例】
- 「こちら」
- 「詳細」
- 「送信」
- 「クリック」
これらの言葉は、訪問者に**「何が起こるか分からない」という不安**を与えてしまいます。 「クリックしたら、いきなり購入画面に飛ぶのでは？」「個人情報を入力させられるのでは？」といった不安が、クリックをためらわせるのです。
【OK例】
- 「無料で資料をダウンロードする」
- 「30秒で相談会に申し込む」
- 「今すぐ限定価格で手に入れる」
- 「専門家からのアドバイスを受け取る」
成果の出るCTAは、**「具体的な動詞」**で語りかけます。
ポイントは**「行動」＋「メリット」**を簡潔に伝えることです。「（あなたが）〇〇する」という行動と、その結果「（あなたが）△△を手に入れる」というメリットが瞬時に分かることで、訪問者は安心してクリックできます。 これだけでクリック率は劇的に改善します。
原則③：デザインは、メッセージである
最後の原則は、CTAの「見た目」、つまりデザインです。
次の2つを比べてみてください。
- 青い文字に下線が引かれただけのテキストリンク
- 立体感があり、色が目立ち、「押せる」ことが直感的に分かるようにデザインされたボタン
どちらがより重要に見え、信頼できるでしょうか？ 答えは明らかですよね。
CTAのデザインは、単なる飾りではありません。
「これが、あなたに進んでほしい道です」という強力なメッセージなのです。 プロがデザインしたような「押したくなる」ボタンは、それが重要な案内であることを視覚的に伝え、サイト全体の信頼性を高めます。 そして、訪問者の「行動しようかな」という気持ちを、最後のひと押しで「行動しよう！」に変える力を持っています。
「でも、自分にはデザインの知識もコーディングのスキルもない…」
そう思われるかもしれません。ご安心ください。
WordPressテーマ「ライトワード」は、まさにこうした『勝てる案内標識』を、専門知識ゼロで誰でも簡単に設置できるように設計されています。
ライトワードには、
- CTAカスタムブロック
- リンクボタンカスタムブロック
- お問い合わせフォームブロック
といった、訪問者の行動を強力に促すための機能が標準で備わっています。 あなたは、管理画面からテキストや色を選ぶだけ。まるでプロが作ったような、クリックしたくなる美しいCTAを、わずかな時間でサイトの好きな場所に設置できるのです。
まとめ：今すぐあなたのサイトの「案内標識」を見直そう
今回は、サイトの売上や成約率を劇的に改善する「CTA（コール・トゥ・アクション）」について解説しました。
【本日のまとめ】
- 訪問者をサイト内で「放置」してはいけません。すべてのページに出口、つまり明確な「案内標識（CTA）」を設置しましょう。
- 成果の出るCTAには3つの大原則があります。
- 目的は、1ページに1つだけに絞る。
- 「こちら」ではなく**「無料で資料をダウンロードする」のように具体的に、動詞で**語りかける。
- ただのテキストではなく、プロがデザインしたような「押したくなる」ボタンで信頼性を示す。
この記事を読み終えたら、ぜひあなたのサイトを見返してみてください。
【あなたへの宿題】 あなたのサイトで最も読まれているページを開き、その最後にどんな「案内標識（CTA）」を設置できるか、ぜひ考えてみてください。 そして、もしよろしければ、どんなCTAを設置したいか、この記事のコメント欄で教えていただけると嬉しいです。
さて、これで訪問者をゴールまで導く完璧な道案内はできました。
しかし、お客様はまだ、あなたのことを100%は信じきれていません。 「本当にこの道を進んで大丈夫だろうか？」という最後の不安が残っています。
次回の記事では、その**「信用の壁」
を突破し、お客様から絶大な信頼を勝ち取るための、非常に強力な心理テクニックについてお話しします。テーマは【あなたが「良い」と言うほど、お客様は逃げていく】**です。
これもあなたのビジネスを大きく前進させる強力な内容です。 ぜひ、次回の更新も楽しみにしていてください。