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個人事業主のためのWordPressテーマ「LiteWord」

「AIで作れる」の次に来るもの — LiteWordをいま強化している理由

この1年半で、業界は本当に変わってしまった

Claude Codeが研究プレビューとして世に出たのが2025年2月。Claude 4と一緒に一般公開されたのが同じ年の5月でした。そこからじわじわと広がって、2025年11月のOpus 4.5、そして2026年2月のOpus 4.6のあたりで、空気が一気に変わったと感じています。日本で「もう後戻りできない」という声が出はじめたのも、ちょうどこの頃です。

そして2026年に入ってからの8ヶ月。この短い期間で、本当にいろいろなことが変わりました。

僕はLiteWordというWordPressテーマを作っている立場なので、この変化を毎日のように肌で感じています。今日はその中で何を考え、LiteWordをどう強化しているのかを書いておきたいと思います。

「AIでホームページが作れる」は、もう当たり前になった

少し前までは、AIがホームページを作ってくれるツールが大きな注目を集めていました。今でも人気はありますし、便利なことに変わりはありません。ただ、状況は確実に変わってきていて、「AIで作れるのは、まあ当たり前だよね」という流れになってきました。

では、次に何が問われるのか。

僕が最近すごく感じているのは、後から人間が自分で考えて修正できるかどうか、ここが大きなポイントになるということです。

AIに書いてもらったものをそのまま出すと、正直、かなり適当なものが出来上がってしまうことがあります。しかも、後から調整しようとすると難しい。ところが自分のWordPressサイトであれば、気になったところをすぐに直せます。この「すぐ直せる」が、これからの価値になっていくと思っています。

だからこそ、このタイミングでLiteWordをさらに進化させています。

具体的には、次の5つを進めました。

  • Markdownをそのまま流し込めるようにした

  • 分析機能をテーマの中に入れた

  • セキュリティを、まずテーマ側から塞いだ

  • AIがマニュアルを読んで、自分で操作できるようにした

  • ページテンプレートを大量に作った

その1:Markdownをそのまま流し込めるようにした

外部のAIとテーマをMCPで直接つないでしまうと、どうしてもセキュリティ的な問題が出てきます。そのためLiteWordのMCP接続は、今のところ一般公開としては考えていません(自社では使っています)。

その代わりに用意したのが、Markdown形式で書いてもらったものをLiteWordに入力すると、カスタムブロックに変換してくれる仕組みです。

これで、どのAIを使っていてもMCP接続なしで、コピー&ペーストだけできれいなブログ記事が作れます。AIが得意な形式(Markdown)で書いてもらって、それをそのまま流し込むだけ。間に余計な接続を挟まないぶん、安全でシンプルです。

この記事も、その仕組みで作っています。使い方はこちらにまとめました

その2:分析機能をテーマの中に入れた

サイトのリンクが切れていないか。画像のaltが入っているか。サイト全体の点数はどれくらいか。こうした分析機能を、プラグインを入れなくてもLiteWordの中で見られるようにしました(点数はSEOそのものというより、分析の観点でのスコアです)。

白紙の上に置かれた虫めがね

なぜわざわざテーマの中に入れるのか。理由ははっきりしていて、プラグインを増やせば増やすほど、脆弱性のリスクが上がっていくからです。

今までプラグインでやっていたことをテーマ側に持ってくる。プラグインがなくてもLiteWordだけでできる。そういう作り込みを進めています。

その3:セキュリティは、まずテーマ側から塞ぐ

WordPressはセキュリティが弱いとよく言われます。その指摘自体は間違っていません。

掛け金の付いた木の扉

だからこそ、まずテーマ側でできるかぎり塞いでおく。LiteWordではClaude Codeを使って、テーマ自体のセキュリティホールを徹底的に分析して、ひとつずつ潰していく作業をやっています。

もちろん、他に素性のわからないプラグインを入れてしまえば元も子もありません。それは前提としたうえで、少なくとも自分たちが提供しているテーマの部分については、やれることを徹底的にやっておく。そういう考え方です。

その4:AIがマニュアルを読んで、自分で操作できるようにした

MCP接続はしないと書きましたが、それでAIとの相性が悪くなるわけではありません。

いまはClaude in Chromeのように、ブラウザを操作してくれるAIがあります。だったら、LiteWordのマニュアルページをAIが読めば、使い方を理解して勝手に操作してくれる状態を作ればいい。そう考えて、その情報を一般公開しています。

白紙の冊子とノートパソコン

たとえば初心者の方がClaudeを契約していれば、Claude in Chromeを使ってLiteWordのページをどんどん作っていける。この時代だからこそ、そういう仕組みがあるべきだろうと思っています。

その5:ページテンプレートを大量に作った

さらにここを強化するために、ページのテンプレートをものすごい量、作りました。もちろんClaude Codeにも手伝ってもらっています。

机の上に扇状に並ぶ白紙のカード

なぜClaude Codeを使ってテンプレートをがっちり作り込むのか。それは、Claude Codeで作れる形にしておけば、他のAIも同じように作れるようになるからです。

作っていく過程では、AIにとって分かりづらい場所がどうしても出てきます。サンプルページをどんどん作りながら、そういう箇所を徹底的に潰していく。この作業をひたすら続けています。おかげで、いまLiteWordの中にあるサンプルページの半分以上は、僕がまったく触っていない状態のものです。

そしてこのサンプルページは、ワンクリックでそのまま導入できるようにしています。つまりAIを使わなくても、初心者の方がページを量産して、公開まで早くたどり着ける。しかもバリエーションが豊富にある。そんな状態を作っています。

なぜ、ここまでやるのか

理由はふたつあります。

ひとつは危機感です。AIで何でも作れてしまう時代になって、WordPressはかなり危険な状態に置かれています。AIを使ってWordPressに侵入されるということが、現実に起きるようになってきました。

もうひとつは、それでもなお、WordPressはやっぱりすごくいいものだと改めて感じているからです。脆弱性の問題はあります。それでも、自分の手で自由に直せるという価値は大きい。

AI時代に何が重要かというと、結局は自分自身で考えて改善する力だと思っています。AIが書いたものをそのまま出すのではなく、見て、考えて、直す。その「直す」がすぐできる環境として、WordPressはとても良い。LiteWordはそこをさらに強化するテーマなので、僕自身、そこに大きなメリットを感じています。

SEOの構造についても同じです。何も知らない一般の方がいきなりホームページを作ったところで、SEO対策まではまず手が回りません。だとすれば、テーマ側がしっかりしていればいい。テーマの側で構造ができているなら、あとはそこに流し込んでいくだけでOK。そのほうが圧倒的にメリットがあると考えています。

これからも強化を続けます

個人事業主の方が、業者に高いお金を払わなくても、LiteWordを使えばきれいなホームページを作ってすぐに公開できる。

AIの時代だからこそ、それが必要なんだと思って作りました。そして今回、さらに強化しました。

これからもどんどん強化を進めていきますので、ぜひよろしくお願いします。

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