フォントの設定方法と優先順位
WordPressテーマ「LiteWord」では、サイト全体の統一感を出す「共通設定」から、特定のページや文字を強調する「個別設定」まで、柔軟にフォントを指定できます。
この記事では、フォントの設定場所と、複数の設定が重なった場合にどのフォントが優先されるか(優先順位)について解説します。
サイト全体の共通フォントを設定する
まずは、サイト全体の基本となる「共通デフォルトフォント」の設定方法です。ここで設定したフォントは、個別に指定がない限り、サイト内のすべてのテキストに適用されます。
手順1:クイック設定を開く

「Lwクイック設定」または「外観→カスタマイズ画面」からを、「共通デフォルトフォント」の項目を確認します。[00:05]
初期値は「フォント指定なし」になっています。
手順2:使用したいフォントを選択する
リストからサイト全体に適用したいフォントを選択します。
おすすめは「Noto Sans JP」です。世界中で使われており、日本語がとても美しく表示されるバランスの良いフォントです。[00:47]
手順3:設定を保存してプレビューで確認する
フォントを選択したら保存し、実際のページを表示して変更が反映されているか確認します。
【重要】編集画面上では、共通デフォルトフォントの変更がリアルタイムで反映されない場合があります。設定後は必ず「プレビュー」画面や実際の公開ページで表示を確認してください。[02:05]
ブロックやパーツごとにフォントを設定する
共通設定とは別に、記事内の特定のブロックやサイドバーなどのパーツごとにフォントを指定することも可能です。
【注意】指定できるブロックと出来ないブロックがあります。
- 手順1:編集画面で対象のブロックを選択する[02:26]
- 手順2:サイドバーでフォントを指定する
画面右側の設定サイドバーにあるフォント設定項目から、任意のフォントを選択します。
ここでフォントを指定すると、サイト全体の「共通デフォルトフォント」よりも優先して適用されます。逆に「未選択」にしておくと、共通デフォルトフォントがそのまま反映されます。[02:58]
ページごとにデフォルトフォントを変更する(固定ページのみ)
トップページや特定のランディングページ(LP)など、そのページだけ全体の雰囲気と変えたい場合は、ページ単位でデフォルトフォントを設定できます。
手順1:編集画面下部の設定エリアへ移動する
固定ページや投稿の編集画面を一番下までスクロールすると、LiteWord独自のページ設定オプションが表示されます。[04:09]
手順2:ページ専用のフォントを選択する
「フォント」という項目プルダウンから、そのページで使用したいフォントを選択して保存します。
ここで設定したフォントは、そのページ内における「基本フォント」となり、サイト全体の共通設定よりも優先されます。[05:08]
文字単位で個別にフォントを指定する
文章中の特定の単語や一文だけを強調したい場合、文字に対して直接フォントを指定することができます。
手順1:変更したい文字を範囲選択する
フォントを変えたいテキストをマウスでドラッグして反転選択します。
手順2:ツールバーからフォントを適用する
表示されるツールバーの中からフォント設定を選び、変更したいフォント(明朝体やゴシック体など)を適用します。[05:44]
この「文字への直接指定」は最も優先度が高く設定されています。共通設定やページ設定に関わらず、ここで指定したフォントが強制的に適用されます。
フォント設定の優先順位まとめ

LiteWordでは、以下の順序でフォントが優先的に適用されます。意図したフォントにならない場合は、より優先度の高い設定が残っていないか確認してください。[06:45]
- 優先度1(最強):文字への直接指定
ツールバーを使って文字単位で指定したフォントが最優先されます。 - 優先度2:ブロック・パーツごとの指定
右側サイドバーでブロックごとに設定したフォントが次に優先されます。 - 優先度3:ページごとのデフォルトフォント
編集画面下部で設定した、そのページ固有のフォント設定です。 - 優先度4(基本):共通デフォルトフォント
クイック設定で指定したサイト全体の基本フォントです。上記1~3の指定がない箇所すべてに適用されます。
この4段階構造を理解して使い分けることで、統一感を保ちつつ、バリエーション豊かなページデザインが可能になります。