下書き・予約投稿のやり方 — WordPress基本ガイド
下書き・予約投稿のやり方 — WordPress基本ガイド
> このページのURL: https://lite-word.com/manual/draft-schedule/
> こんな質問に答えます:
> - 書きかけの記事を保存しておきたい
> - 決まった日時に記事を自動で公開したい
> - 予約投稿のやり方を教えてほしい
> - 公開した記事を一旦非公開にしたい
「記事を途中まで書いて保存しておきたい」「来週の月曜日に自動で公開したい」——このページでは、WordPressの下書き保存と予約投稿の使い方を初心者向けに解説します。リビジョン(変更履歴)の活用法や、非公開・パスワード保護の設定方法もまとめています。
投稿ステータスの種類
WordPressの投稿や固定ページには「ステータス(状態)」があります。ステータスによって、記事が公開されるかどうかが変わります。
| ステータス | 意味 | 誰が見られる? |
|---|---|---|
| 下書き | 執筆中の状態。まだ公開されていない | 管理画面にログインしている人のみ |
| レビュー待ち | 寄稿者が書いた記事を管理者に確認してもらう状態 | 管理画面にログインしている編集者・管理者 |
| 公開済み | サイト上に公開されている状態 | 誰でも閲覧可能 |
| 予約投稿 | 未来の日時を設定して公開待ちの状態 | 設定した日時になると自動で「公開済み」に切り替わる |
| 非公開 | 公開はされているが、ログインユーザーのみ閲覧可能 | 管理者と編集者のみ |
| ゴミ箱 | 削除された状態。30日後に完全削除される | 管理画面からのみ復元可能 |
> ポイント: 新規投稿を作成すると、最初は自動的に「下書き」状態になります。間違って公開してしまう心配はありません。
下書きの使い方
新規投稿は自動的に「下書き」
「投稿 > 新規追加」または「固定ページ > 新規追加」で新しいページを作ると、ステータスは自動的に下書きになります。「公開」ボタンを押さない限り、サイトには表示されません。
「下書き保存」ボタンで随時保存
記事の編集中、画面右上の「下書き保存」ボタンをクリックすると、その時点の内容が保存されます。
- ブラウザを閉じても、次回ログイン時に続きから編集できる
- 何度でも「下書き保存」できる
- 保存するたびに「リビジョン(変更履歴)」が記録される
自動保存機能(60秒ごと)
WordPressには自動保存機能があり、編集中に約60秒ごとに自動で保存されます。
- 手動で「下書き保存」を押さなくても、一定間隔で保存される
- ブラウザがクラッシュしたり、パソコンがフリーズした場合でも、最後の自動保存から復元できる
- 自動保存は1件だけ保持される(上書きされる)
> ヒント: 自動保存に頼りきらず、キリの良いところで「下書き保存」を押す習慣をつけると安心です。
予約投稿の手順
「来週の月曜朝9時に公開したい」「毎日決まった時間に記事を出したい」——そんなときに便利なのが予約投稿です。
手順
-
投稿編集画面を開く
- 記事を書き終えたら、画面右上の「公開」ボタンをクリック(まだ確定しません)
-
「公開: 今すぐ」をクリック
- 右サイドバーの「公開」セクションに「今すぐ」と表示されている日時部分をクリック
-
未来の日時を設定する
- カレンダーが表示されるので、公開したい年月日と時刻を選択
- 例: 2026年4月1日 09:00
-
「予約投稿」ボタンをクリック
- 日時を未来に設定すると、「公開」ボタンが「予約投稿」に変わる
- クリックすると予約が確定する
-
投稿一覧で確認
- 「投稿 > 投稿一覧」で、ステータスが「予約済み」になっていればOK
タイムゾーン設定の確認
予約投稿の日時は、WordPressに設定されているタイムゾーンに基づきます。日本のサイトであれば「東京」(UTC+9)になっていることを確認しましょう。
確認方法:
- 管理画面の「設定 > 一般」を開く
- 「タイムゾーン」の項目を探す
- 「東京」または「UTC+9」になっていればOK
> 注意: タイムゾーンがずれていると、意図した時間に公開されません。サイト開設時に一度確認しておきましょう。
予約投稿が失敗するケース
まれに、予約した時間を過ぎても記事が公開されないことがあります。投稿一覧で「予約投稿の失敗」と表示される場合、以下の原因が考えられます。
主な原因と対処法
| 原因 | 詳細 | 対処法 |
|---|---|---|
| cronジョブが動いていない | WordPressはサイトにアクセスがあった時に予約投稿を処理する仕組み。アクセスが極端に少ないサイトでは処理が遅れることがある | サーバー側でcronジョブを設定する。または「WP Crontrol」プラグインで確認 |
| タイムゾーンが間違っている | WordPressのタイムゾーンとサーバーの時刻がずれている | 「設定 > 一般 > タイムゾーン」を確認・修正 |
| プラグインの競合 | キャッシュ系プラグインなどが干渉している場合がある | 一時的にプラグインを無効化して原因を特定 |
対処法: 代替cron設定
アクセスが少ないサイトの場合、wp-config.php に以下を追記することでWordPress標準のcronを無効化し、サーバーのcronジョブで代替する方法があります。
define('DISABLE_WP_CRON', true);
この設定を行ったうえで、サーバーのcron設定(レンタルサーバーの管理画面から設定できることが多い)で、15分ごとに wp-cron.php を実行するよう設定します。
> 初心者の方へ: まずはWP Crontrolプラグインをインストールして、予約投稿のスケジュールが正しく動いているか確認するのが簡単です。
公開済み記事を非公開にする方法
一度公開した記事を、ログインユーザーだけが見られる「非公開」に変更できます。
手順
- 該当する投稿の編集画面を開く
- 右サイドバーの「公開」セクションで「表示状態」をクリック
- 「非公開」を選択
- 「更新」ボタンをクリック
非公開にすると:
- サイトの訪問者には表示されなくなる
- 管理画面にログインしている管理者と編集者だけが閲覧可能
- URLを直接入力しても、ログインしていなければ404エラーになる
> 使い道の例: 社内向けのお知らせ、まだ表に出したくない告知、一時的に非表示にしたい記事など。
パスワード保護ページの作り方
「特定の人だけに見せたい」「会員限定のコンテンツにしたい」——そんなときはパスワード保護が便利です。
手順
- 該当する投稿の編集画面を開く
- 右サイドバーの「公開」セクションで「表示状態」をクリック
- 「パスワード保護」を選択
- パスワードを入力する(例:
spring2026) - 「更新」(新規の場合は「公開」)ボタンをクリック
パスワード保護にすると:
- ページを開くと「このコンテンツはパスワードで保護されています。」と表示される
- 正しいパスワードを入力した人だけが内容を閲覧できる
- パスワードはいつでも変更可能
注意点
- パスワードは暗号化されずにURLパラメータとして送信されるため、機密性の高い情報には向きません
- 本格的な会員制サイトを作りたい場合は、会員管理プラグインの導入を検討しましょう
- 1つのパスワードを複数人で共有する形になるため、個別のアクセス管理はできません
リビジョン(変更履歴)の使い方
リビジョンとは、投稿や固定ページの編集履歴を自動で記録する機能です。「さっきの状態に戻したい」「いつ誰が変更したか確認したい」というときに役立ちます。
リビジョンの確認方法
- 投稿の編集画面を開く
- 右サイドバーの「投稿」タブにある「○件のリビジョン」をクリック
- リビジョンの比較画面が表示される
過去の内容と比較する
- リビジョン画面では、スライダーを動かして過去のバージョンを確認できる
- 変更箇所は赤(削除された部分)と緑(追加された部分)でハイライト表示される
- 「前の2件を比較」にチェックを入れると、任意の2つのバージョンを比較できる
過去の状態に復元する
- 戻したいリビジョンをスライダーで選択
- 「このリビジョンを復元」ボタンをクリック
- 記事が選択したリビジョンの状態に戻る
> 安心ポイント: 復元しても、それまでのリビジョンは消えません。復元自体も新しいリビジョンとして記録されるので、いつでも元に戻せます。
リビジョン数の目安
WordPressは初期設定ではリビジョンを無制限に保存します。記事を頻繁に更新するとリビジョンが大量に溜まり、データベースが大きくなることがあります。
- 通常の使い方であれば問題になることは少ない
- 気になる場合は
wp-config.phpでリビジョン数を制限できる:
define('WP_POST_REVISIONS', 10);
この例では、1つの投稿につき最大10件のリビジョンが保存されます。
効率的な記事作成フロー
記事を書いて公開するまでの、おすすめの流れをまとめます。
ステップ1: 下書きで自由に書く
- まずは内容を書き出すことに集中する
- 完璧でなくてOK。見出し構成だけ先に作っても良い
- こまめに「下書き保存」を押す
ステップ2: プレビューで見た目を確認
- 編集画面右上の「プレビュー」ボタンをクリック
- 実際のサイトでどう表示されるかを確認する
- スマホでの見え方も確認(プレビューの「モバイル」表示を活用)
ステップ3: 校正・修正
- 誤字脱字をチェック
- リンク切れがないか確認
- 画像の表示やサイズに問題がないか確認
- SEO設定(タイトル・ディスクリプション)を入力
ステップ4: 公開または予約投稿
- すぐ公開する場合 → 「公開」ボタンをクリック
- 日時を指定したい場合 → 日時を設定して「予約投稿」
- 他の人に確認してもらう場合 → ステータスを「レビュー待ち」に変更
> ヒント: 複数の記事を一気に書いて予約投稿しておくと、定期的な更新を効率よく続けられます。週末にまとめて書いて平日に順次公開、といった運用がおすすめです。
よくある質問
予約投稿したのに公開されていません
投稿一覧で「予約投稿の失敗」と表示されている場合は、cronジョブの問題です。上の「予約投稿が失敗するケース」を確認してください。表示が「予約済み」のままの場合は、設定した日時がまだ来ていない可能性があります。タイムゾーン設定(「設定 > 一般 > タイムゾーン」)もあわせて確認しましょう。
下書きが消えてしまいました
下書きが見つからない場合、以下を確認してください。
- 投稿一覧の「下書き」タブ — 投稿一覧ページ上部の「下書き」タブをクリックして絞り込む
- ゴミ箱 — 間違って削除していないか確認
- 自動保存から復元 — 投稿編集画面を開いた時に「この投稿にはより新しい自動保存があります」と表示された場合、そのリンクをクリックして復元
- リビジョンから復元 — 投稿が見つかった場合、リビジョン画面から過去の内容を復元
> ヒント: 完全に削除してしまった場合でも、ゴミ箱に30日間残っています。ゴミ箱から「復元」をクリックすれば元に戻せます。
公開日を過去の日付にできますか?
はい、できます。これを「バックデート」と呼びます。投稿の公開日を過去に設定すると、その日付で公開されたことになります。
やり方:
- 投稿の編集画面で右サイドバーの「公開」セクションを開く
- 日時を過去の日付に変更する
- 「公開」ボタンをクリック
使い道の例:
- 他のサイトから記事を移行した時に、元の公開日を維持したい場合
- 過去のイベント報告を、イベント当日の日付で公開したい場合
一度公開した記事を下書きに戻せますか?
はい、できます。投稿の編集画面で右サイドバーの「ステータス」を「下書き」に変更して「更新」をクリックすると、サイトから非表示になります。URLにアクセスすると404エラーになるため、外部からリンクされている記事の場合は注意してください。
予約投稿を取り消したいです
予約済みの投稿を開き、ステータスを「下書き」に変更して「更新」をクリックすると、予約が解除されます。内容はそのまま下書きとして保存されるので、日時を変更して再度予約することもできます。
関連ページ
- WordPressの基本 — 管理画面の構成・投稿と固定ページの違いなど
- はじめに — LiteWordの初期設定ガイド
- パーマリンク設定 — URLの構造を詳しく設定する方法
- SEOの基本 — 検索エンジン対策の基本
最終更新: 2026-03-17