3.固定ページと投稿ページの違いと判断基準
WordPressで情報発信する際、「固定ページ」と「投稿」の2種類があります。それぞれの特徴と豊富な具体例を見て、適切に使い分けましょう。
1.「固定ページ」を使う時の判断基準

「固定ページ」は、内容があまり変わらないサイトの基本情報や、1ページで独立して伝えたい情報を載せる際に使います。
例:
・会社・組織情報 : 会社概要、理念・ビジョン、沿革、組織図、アクセスマップ
・店舗・サービス情報 : 店舗情報(営業時間、定休日)、サービス一覧、料金プラン
・お問い合わせ関連 : お問い合わせフォーム、よくある質問(FAQ)
・規約・ポリシー: プライバシーポリシー、免責事項、特定商取引法に基づく表記
・その他: サイトマップ、採用情報、資料請求ページ、LP(ランディングページ)の主要部分
こんなときは「固定ページ」を選びましょう!
- サイトの案内役となるページ(会社概要、自己紹介など)を作りたい。
- 頻繁に更新しない情報を掲載したい。
- 基本的に1ページで情報が完結する内容を載せたい。
(例:会社概要1ページ、お問い合わせ1ページなど) - サイトのメインメニューに常に表示させたい。
【ポイント】
- 作成日時に左右されず、常に同じ場所に表示されます。
- 個々のページが独立した情報として完結していることが多いですが、関連情報を整理するために親子関係(階層)を作ることも可能です。(例:「サービス案内」の下に「Aプラン」)
固定ページの操作画面
ダッシュボードの左メニューにある「固定ページ」から作成・編集します。

2.「投稿」を使うときの判断基準

「投稿」は、新しい情報を時系列で発信したり、ブログ記事を書いたり、多くの情報を「カテゴリー」や「タグ」でグループ分けして見せたい場合に使います。
例:
・ブログ・コラム記事: 日々の出来事、専門知識の解説、体験談、インタビュー記事
・お知らせ・ニュース: 最新情報、プレスリリース、イベント告知、キャンペーン情報
・製品・サービス関連: 新製品紹介、製品レビュー、お客様の声・導入事例、使い方ガイド・操作マニュアル(更新や追加が多く、項目ごとに分類したい場合)
・ノウハウ・TIPS集: 料理レシピ集、旅行記、書評・映画レビュー、技術情報、Q&A記事
・活動報告: イベントレポート、プロジェクト進捗報告、ポートフォリオの個別作品紹介(順次追加する場合)
こんなときは「投稿」を選びましょう!
- 新しい情報をどんどん発信したい。(お知らせ、ブログなど)
- 情報を時系列で整理して見せたい。
- たくさんの情報を「カテゴリー」や「タグ」で分類・整理して見せたい。
- (例:ブログ記事を「旅行」「グルメ」に分ける、「操作マニュアル」を機能ごとにカテゴリー分けする)
- 定期的に更新・追加していくコンテンツ。(例:連載記事、用語集、マニュアルの項目追加など)
【ポイント】
- 基本的に新しい記事から順に表示されます(設定で変更も可能)。
- 「カテゴリー」や「タグ」で記事を強力に分類できます。 これにより、読者が必要な情報を見つけやすくなりますし、多くの情報を体系的に管理できます。
投稿ページの操作画面
ダッシュボードの左メニューにある「投稿」から作成・編集します。

3.迷ったら、これで判断!
- その情報は、1枚の案内板や説明書のように、単独で完結する内容ですか?
- はい → 固定ページ
- その情報は、日々のお知らせ、ブログ記事、または「たくさんの情報をカテゴリーで分けて見せたい」内容ですか?
- はい → 投稿(カテゴリー分けも活用しましょう!)